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Darwis, D.*; 三友 宏志*; 吉井 文男
Polymer Degradation and Stability, 65(2), p.279 - 285, 1999/08
被引用回数:41 パーセンタイル:80.46(Polymer Science)過冷却相照射で得た耐熱性の生分解性ポリカプロラクトン(PCL)の土壌中と活性汚泥による生分解性及びメチルアミンを使った化学分解について調べ、以下のような事実を明らかにした。(1)土壌中の分解では橋かけ構造を導入しても未照射試料と同じ分解を示した。(2)活性汚泥中では橋かけ構造を導入した方が未照射試料よりも初期の分解が早く、約1ヶ月で完全分解した。(3)メチルアミン水溶液の化学分解は、橋かけ構造を有した方が未照射よりも早く分解した。以上の事実から、照射PCLは未照射よりも結晶サイズが小さく、分子鎖の短いものを含んでいるため、これらのモルホロジーが活性汚泥による分解と化学分解に影響を与えたものと考えられる。橋かけ構造を導入しても活性汚泥中で分解することから、使用後はコンポスト化処理により処分できる。
Darwis, D.*; 三友 宏志*; 吉井 文男
Polym. Degrad. Stab., 65, p.279 - 285, 1999/00
被引用回数:36生分解性試験として、過冷却相で照射橋かけし、ゲル分率80%のポリカプロラクトン(PCL)を用いた。土壌埋設試験では、橋かけPCLは未橋かけPCLと同じ分解性を示し、6ヶ月後に60%の重量減少が認められた。活性汚泥中とメチルアミンによる化学分解では、橋かけPCLの方が未橋かけPCLよりも短時間で分解した。これはPCLのモルホロジーが異なるためであり、橋かけPCLは結晶サイズが小さく、また照射中に橋かけと同時に起る分解による低分子鎖を含んでいるためと考えられる。このような事実から、橋かけ構造を導入したPCLが使用後にコンポスト化処理により処分できることが明らかとなった。